中日から国内フリーエージェント(FA)権を行使し、ソフトバンクに移籍した又吉克樹投手(31)が18日、福岡市内のホテルで入団会見に臨んだ。会見では「絶対この人たちに勝ってプロに行くんだ、と思っていたチーム」と、14年に所属していた独立リーグ、四国IL・香川時代に感じた新天地の印象を語った。
“便利屋”又吉克樹「困ったときに又吉」広報も継続 ソフトバンク入団会見>
-現在の心境は
又吉 入団会見を人生で2回やるとは思ってなかったので新鮮な気持ち。欲しいと言ってくれた球団の元でお世話になるのはうれしいこと、来年からルーキーの気持ちを思いだして1年1年大切にやっていきたい。
-ソフトバンクに決めた理由は
又吉 一番はパ・リーグで自分がどこまでやれるかを試してみたかった。ホークスさんの施設、選手の人数の多さだったり、今までとスタイルの違うチームで自分の持ち味を引き出したいと思ったので、ホークスに決めました。
-パ・リーグの野球の印象は
又吉 パ・リーグとセ・リーグの野球は全く違うものだと常々思っていた。まずはパワー。強いボール、強いスイングをという中でセ・リーグで鍛えてきた自分のものがどこまで通用するか。そこが気になっていたところだったので、パ・リーグの野球は力、速さで勝負してくるというイメージがあります。
-思い描くポジションは
又吉 ドラゴンズでは8年間、言い方はマイナスに聞こえるかもしれませんがぼくは「便利屋」をやってきた。困ったときに又吉。誰かがいないときに又吉。今年は抑えもさせていただきましたし、そういう意味ではそこをすべてできるというのが自分のセールスポイントだと思っているので。その中で、代わりのいない存在になっていきたいなと思います。
-ソフトバンクの印象
又吉 プロに入ってから投げさせてもらった回数は少ないんですけど、どちらかというと独立リーグの時に、ソフトバンクの3軍の方たちと試合をさせてもらってたときに「絶対この人たちに勝ってプロに行くんだ」と思っていたチームだった。挑戦する側から、そのチームに入るというところはものすごく不思議な感じ。例えば独立の時に見ていた甲斐が正捕手でいる。その甲斐とバッテリーを組んで投げるというところがどういう感覚になるのか全くわからないんですけど、ユニホームを着て、顔を合わせて、グラウンドに立ったときにソフトバンクって中に入るとこういう風に見えるんだというのを感じると思うので。入って一番の楽しみがそれです。
-同郷沖縄の選手出身の選手もいる
又吉 東浜は同級生なんですけど、5年くらい前に食事したときに「いつか同じチームで、どこかでやれたらいいね」と話していた。まさか現実になると思ってなかったので、5年かかったけど一緒のチームになったというのは報告したいと思います。1個上の嘉弥真さんもおられますし、いろいろ沖縄の方もいる中でソフトバンクに来られたのは良かったなと思います。
ソフトバンク又吉克樹「パとセの野球は全く違うもの」入団会見/一問一答1>
ソフトバンク又吉克樹 14番は「馬原さん。ゲームで使った」/一問一答2>