西武辻発彦監督(63)がなかなか固定できなかった1、2番の来季の構想を語った。

1番については「プレーボールからカーンって振ってくれれば、『よしいける』となるじゃないですか。力負けしないような1番バッターであって欲しい」。その最有力候補は若林になる。「理想としては1番に置きたいと思っている」。5月末に左膝前十字靱帯(じんたい)損傷で戦線離脱したが、パンチ力もあって、44試合で20盗塁と走りまくっていた。

【関連記事】西武ニュース一覧

2番は「分からんよ」とした上で、強打の選手を置くプランも頭にある。「森友哉でもいいし、外国人でもいいだろう」と言う。もちろん源田も候補。新加入の選手の力、適性も見極めて打順を練っていく。

今季は1番に11人、2番に10人が名を連ね、最後まで固めきれなかった。指揮官は「やっぱり日本シリーズを見ても分かる」と語る。オリックスの福田、宗、ヤクルトの塩見、青木のように1、2番が基本的に固定されて、打線がつながっていくのが理想。ベストなコンビを模索し、最下位からの逆襲を期す。