オリックスは23日、吉田正尚外野手(28)が2019年からスタートさせた本塁打1本ごとに10万円を開発途上国の子どもに寄付する支援活動について、今季吉田正が放った21本分の210万円と、オンラインで一般から募った16万6909円が「NPO法人 国境なき子どもたち」に寄付されたことを発表した。

「NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション」のサポートのもと、支援金はカンボジア、フィリピン、バングラデシュの自立支援施設などに贈られ、教育支援に活用される。

吉田正は「けがによる離脱もありましたが、今季も無事支援を届けることができました。支援先の子どもたちが応援メッセージを動画で送ってくれて、シーズン中はそれが大きな励みになりました。来季からも自分の活躍が支援につながることをモチベーションに、最高のパフォーマンスを披露していきたいと思います。オンラインで支援に参加してくださったファンの皆さん、ご協力ありがとうございました」とコメントした。

「国境なき-」の寺田朗子会長は「カーン! ホームランだ! 吉田選手のホームランボールは、そのままカンボジア、フィリピン、バングラデシュの少年少女たちのもとに飛んでいきます。そして子どもたちの心に、たくさんの夢の種をまいています。この種はしっかりと育ち、さまざまな花を咲かせるでしょう。温かい力強い支えを感じて、自分の足で歩く道を見つけられます。いっぱいの夢をありがとう! たくさんの未来をありがとう! ますますのかっこいいホームランを!」と活動に対して感謝の意を表した。