代打の神様を卒業する!? ヤクルト川端慎吾内野手(34)が、先発出場への意欲を見せた。

昨年1月に腰を手術し、持病の不安を払拭(ふっしょく)。今季は終盤の切り札として、91試合に出場し、打率3割7分2厘と勝負強さを発揮した。代打でシーズン30安打と史上2位の記録も残し、完全復活。それでも今季先発出場はなし。「やっぱり最初から出たいという気持ちは常に持っている」と現状に満足はしない。

15年には首位打者と最多安打に輝いたヒットマン。試合開始から先発に名を連ねられれば、打線の厚みも増すが、守備位置の三塁には村上、一塁にはオスナがいる。「最初はスタメンで出るというのはなかなか難しいと思う。もし誰かが何かあったときにスタメンで出られる準備はしておきたい」と意気込んだ。

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試合に出続けることで、体がどう変化するかは分からない。だが、自信を取り戻した1年でもあった。「この状態を維持しないといけない。バットを握らない時間を長くするのは良くない」と来季へ向けてすでに始動している。腰も全く気にならず。全力で練習ができる状態。オフ期間で体を追い込み、来季も打撃でチームを連覇に導く。