日本ハム吉田輝星投手(20)が、3年目のシーズンを自己採点した。「野球」「エース度」「スター度」「人間形成」「恋愛」の5項目を5段階で評価。今季は1軍1登板、未勝利に終わった。その陰で得た課題や収穫とは。新庄剛志監督(49)がスター候補として名指しする期待のピースが、来季に向けて等身大に自らをチェックした。【取材・構成=田中彩友美】

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<1>野球「4」

自分的に良かったのは、開幕ローテで投げられたこと。そこから課題ができて(2軍では)「初回は真っすぐのみ」とか、いろいろやってきました。どこにいったら打たれないとか。アウトローにしっかり決まれば打たれることはあんまりないなと分かったので、そこにずっと投げる練習をしていました。

野球に徹した1年でした。今までの2年間とは、ちょっと違う感じ。去年、一昨年はこっち(2軍)で結果を出して1軍にどれだけ上がれるか、上がったらどれだけ抑えられるかやっていましたけど、(今年は)途中から(1軍に)行くのも無理だなと思い始めて。単純に結果が出なかったから。「今後エースになるために頑張るんだぞ、今苦しいと思うけど」とコーチに言われて、ギリギリ精神状態を保っていました。

<2>エース度「1」

上沢さんの野球に対する姿勢を見させてもらい、(オリックス)山本由伸さんとも何度かご飯に行かせてもらって。プロ野球のエースは、こういうものなんだ、エースになれる人はこういうものなんだというのが分かった。分かっただけですけど、とても大きいです。

(西川)遥輝さんが山本由伸さんとのご飯に連れて行ってくれて。「ヨシノブに何でも聞け~!」と言われ、最初に聞いたのは「彼女いますか? モテるんですか」って(笑い)。「モテない、モテない」って言っていましたけどモテるんじゃないですか? カッコよかったです。「お前野球の話しろよ!」って遥輝さんに言われてしまいましたね。

エースというのは試合のときはメチャメチャ頼もしく、カッコいい。中継ぎの人たちも「あいつが投げるときは、長いイニングいくから今日は楽かな」と言っているときもある。そういう投手に(自分が)なれてきたらエースになっているのかな。プライベートでもいろんな人と仲が良かったり、後輩の面倒見が良かったり。そういうのはすごいなと思います。エースはデカイですね、器が。

<3>スター度「1」

ビッグボスに、いろいろ教えてもらったので、スターがどんなものか分かりました。すごいですよね、ビッグボスは見た瞬間、オーラがすごかった。あれくらい出せれば、本物だなと思いますね。キラキラしていますね、すごい。明るい照明が似合いそうな。ビッグボスを見て、短髪がカッコいいなと思って。元々、髪を切ろうとは思っていたんですけど、やっぱりやめようとも思っていた。そしたらビッグボスに「えり足、ちょっと似合わないな」と。じゃあ切りますか…って(笑い)。短髪にして最近、結構人気なんです。

<4>人間形成「4」

大人になってからの後輩との関わり方と、高校のときの関わり方は違う。上野(響平)が入ってきたときに、すごく難しかったんです。あいつは同級生1人しかいないのでかわいそうなので、よく話し掛けたり食事に行ったりしていますね。高校が厳しかった。あんまり後輩と話す機会がなくて。昭和臭い感じの。それを早く抜こうと思って、上野によく話し掛けたりしていました。

<5>恋愛「0」

彼女募集中です、大々的に書いておいて下さい。(チームメートらと)芸能人めっちゃきれいじゃない? って話になったとき、(自分の好みは)他の人より年齢は高めです。最近だと香里奈さんがきれいだなと思いました。プロ野球選手なので家に居る時間も少ない。家事とかしっかりできる子じゃないと無理だと思います。あと優しい子。「姉さん女房のほうがいいよ」と自動車学校の先生に言われました(笑い)。僕何も出来ないです、家事とか。自分で食べるチャーハンくらいならできますけど…。