中日ドラフト2位、鵜飼航丞外野手(22=駒大)が南紀での砂浜トレで開幕1軍への下準備をした。年末年始は恒例の和歌山・みなべ町の祖母の家で年越し。「朝起きたら、近くの砂浜を走ります」と、下半身をいじめてきた。

名古屋市出身で、根っからの竜党。少年時代は自宅から自転車でナゴヤドーム(現バンテリンドーム)に向かった。背番号は「4」を背負う。「06年にリーグ優勝した時のアレックス選手のイメージが大きい。小学校の時の記憶がいちばん濃くて、背番号4番はすごくうれしかった」。強肩強打の助っ人並の活躍を思い描く。

17年ドラフト5位入団の伊藤は、中京大中京でともに甲子園に出た同学年。立浪新監督も、今季の外野スタメンの注目株に挙げている。同期入団にはドラフト1位ブライト、同6位福元も大卒即戦力外野手。球界最年長福留や根尾、岡林らも開幕をにらむ。「まずは開幕スタメンを一番に。本塁打は芯に当たれば、ある程度はいくと思うので、速い球に慣れることも大事。信頼されないとポジションはとれない」。下半身強化で、約3カ月後の開幕切符をたぐり寄せる。【伊東大介】