巨人ドラフト1位の大勢投手(翁田大勢、22=関西国際大)が4日、兵庫・三木市内の母校・関西国際大グラウンドで自主トレを公開した。同大で1学年下の西山大貴捕手(3年)と2人でランニング、キャッチボールで約1時間汗を流した。

「絶対プロ野球選手になろうと思ってやってきたグラウンドだった。実際プロ野球選手になることができて、東京に行く前にちょっとグラウンドに来られたので、うれしかったです」と4年間の思い出が詰まったグラウンドを感慨深そうに振り返った。

年末年始も無休で体を動かした。通っている大阪・羽曳野市のジムや近所のジムを活用。ランニングやトレーニングで汗を流した。「トレーニングでつけた筋力だったので、やらなかったらすぐダメになる、なまってしまうので継続してやるようにはしてました」と意識を高く持ち続けた。

正月のつかの間の息抜きは、自然豊かな兵庫・多可町にある実家裏の山の麓で、友人2人と「焼き芋」を楽しんだ。「雪がすごくてどこにも出られなかった。近くの家の友達と焼き芋をしてました」と笑みを浮かべた。

3日後には上京して、入寮する。14日には新人合同自主トレが始まる。本格的にプロへ歩み出した最速157キロ右腕は「しっかりけがしないように1年間やりたい。1軍で勝負していきたい」と抱負を口にした。