オリックス伏見寅威捕手(31)が寅(とら)年の今季、100試合以上出場の目標を掲げた。昨季は自己最多91試合に出場し、25年ぶりのVに貢献。連覇&日本一を狙う22年に「今年は、特に思いが強い。去年、捕手陣で一番多く試合に出してもらったので、そこ(定位置)を渡さないという気持ちを持っています」と司令塔定着を目指す。

寅年と寅威という名前にちなみ、3日には球団からオリジナルグッズが売り出された。伏見は「僕は午(うま)年なんですけどね…」とおちゃめに笑い、「グッズを出してもらえてかなりうれしいですよ」と喜んだ。新グッズは人気で、一部は発売から1時間ほどで完売。正月早々ファンからの期待も伝わってきた。伝え聞くと「本当ですか?」と驚き、「球場で(タオルなどを)掲げてくれるとうれしいですね」と望んだ。

年末年始はチームメートの山足に誘われ、大阪・豊中市内で打撃練習に取り組んだ。「基本、ここ(舞洲)が開いてないと打撃練習ができないので、充実の年末年始でした」。この日は大阪・舞洲でランニングやキャッチボール、室内打撃を行った。おみくじは大吉を引き「幸先良いよね!」。好発進の22年になりそうだ。【真柴健】