ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

“やっぱり”の入寮だった。前日に中学、高校と6年間バッテリーを組んだDeNA1位の小園健太投手(18)が、松川の写真がプリントされた抱き枕を持って入寮。中学時代に所属した貝塚ヤングの仲間たちから贈られた。

入寮の時に-。そんな話も少しはしたが「本当に健太が持って行ったので、僕も持って行こうという気持ちになりました」。高校野球引退後に宮崎旅行もした仲だが、さすがに照れる。でも「素晴らしいものを作ってもらいましたし、6年間バッテリーを組ませてもらったので、健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきました」と、本人より少しだけ小さな抱き枕を運んできた。

貝塚ヤングから市和歌山にはバッテリーを含め、6人が進学した。チームメートの顔はガラッと変わる。

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