阪神の新人合同自主トレが9日、鳴尾浜球場で始まった。新型コロナウイルス感染のドラフト5位、岡留英貴投手(22=亜大)をのぞく、7選手(育成1人)が参加した。

ドラフト1位の森木大智投手(18=高知)らが入念なウオーミングアップやキャッチボールなどで汗を流した。

矢野燿大監督(53)も視察し「すごくやる気のあふれた表情をしていたので、頼もしく思いました。早くユニホーム姿を見たい」と感想を語った。ルーキーたちに直接、人生観を交えたメッセージを送った。

「あまり『終わり』を思い描くということは今の時点では少ないと思うけど、僕は逆に、そこがあった方が毎日毎日、全力で1日を過ごしていけるんじゃないかなと思っている。僕らはいつか辞める時がくるから。自分に期待しながら、こうやって頑張っていくぞということも考えながら。悔いのないように人生を歩んでもらいたいので、その両方を話しました」