マー君流で開幕投手&15勝&沢村賞!! 阪神青柳晃洋投手(28)が13日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で自主トレを公開。昨季最多勝と最高勝率の2冠に輝いた裏に、東京オリンピック(五輪)で侍ジャパンの同僚だった楽天田中将の金言があったことを明かした。球界のエースから学んだ極意をシーズン通して生かし、虎の「絶対的エース」の称号をつかみ取る。

▼青柳は昨季、13勝で最多勝、6割8分4厘で勝率第1位の2冠に輝いた。阪神の沢村賞投手は、過去6人(8度)いるが、03年の井川慶を最後に出ていない。沢村賞の選考基準は(1)15勝(2)150奪三振(3)10完投(4)防御率2・50以下(5)投球回200以上(6)登板25(7)勝率6割以上。昨季の沢村賞投手・山本由伸(オリックス)は5項目をクリア。昨季の青柳は(4)、(6)、(7)の3項目を満たした。

▼今季、青柳が15勝以上すれば、阪神では05年の下柳剛(15勝3敗)以来17年ぶりとなる。生え抜きでは前記03年井川以来で、生え抜き右腕となれば74年の古沢憲司(15勝10敗)以来48年ぶりになる。