背水の陣でラストチャンスをつかむ! 日本ハム杉谷拳士内野手(30)が15日、沖縄・伊江島でおこなっている自主トレを公開。オンラインで取材に応じ、14年目にしてオフの取り組みを一新させていることを明かした。並々ならぬ覚悟で、新庄BIGBOSS新体制の今季に懸ける。

【関連記事】日本ハムニュース一覧

14年目となるシーズンを前に、杉谷は「今年は意気込みが違います!」と力強く宣言した。専属のスプリントトレーナーをつけ「走り方、投げ方、姿勢の全部を変えるところから始めた」と取り組みを一新した。

最も意識しているのは、効果的に筋力がつくようにすること。「体重も3、4キロ増えて、(松本)剛からは『ゴリラみたいな体になりましたね』と言われた。お風呂で自分の裸を見る時間が増えました」と効果を実感している。「1年間戦える体にしないといけない。新庄さんも『ケガしたらただの一般人』とおっしゃっていたので、ケガしないことは頭に入れながらやっています」とうなずいた。

若手からも刺激を受けている。今年は帝京の後輩、松本剛と郡、昨年も参加した野村に、高卒2年目の細川も加わった。「みんなギラギラしているので、負けないよう『俺が1番ギラギラしているんだ』という気持ちを持ってやっています」とニヤリ。島ごもりでは自炊にも取り組んでおり「変わった姿、ニュー杉谷をファンの皆さんに見せないといけないと思っている」と意気込んだ。

BIGBOSSの指示でバラエティー番組出演を控えている今オフ。「30(歳)を過ぎて、今年は最初で最後のチャンスが巡ってきていると思う。レギュラーだけを目指して1年間、しっかり戦力として戦うことが第一条件。そこが例年と意気込みが違うところです」。不退転の決意で14年目のシーズンに臨む。【小林憲治】