ソフトバンク松田宣浩内野手(38)が27日、福岡・筑後市のファーム施設で新型コロナウイルス感染からリハビリ組へ復帰した。球団によると、保健所指示の待機期間を終え、PCR検査で球団独自基準による2度の陰性が確認された。

練習を終えた松田は「コロナになってみて分かったんですけど、僕も2、3日きつい症状が出ました。戻ってこれて良かったですけど、いま1度コロナっていうのは怖いなと思いました」と明かした。約10日間の隔離で、発熱は38度前後だったという。「インフルエンザに近い感覚がった。倦怠(けんたい)感というか。きつい思いをしました」。球界の元気印「熱男」でも、コロナの猛威には苦しんだ。

25、26日に陰性が確認され、この日から本格的に始動。ランニングではトレーナーからペース抑制をされるなど、精力的に動いた。「とにかくこつこつ練習して、いい状態でキャンプに入れるように」。テレビ取材を終えると、マスクを着用した上、小声で「熱男~!」とポーズを出した。

松田は熊本県内で自主トレ中だった17日に、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。今春のキャンプでは、福岡・筑後市内のファーム施設で体力強化を重視するC組スタートとなっている。