西武森友哉捕手(26)が今季から犬などの保護活動を行う団体への支援を行う。飼育放棄などが原因で捨てられた犬が後を絶たない現状に、幼少から実家で犬を飼うなど愛犬家の森が支援を行うことを決めた。

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森がデザインの制作に関わったチャリティーTシャツの受注販売や、直筆サイン入りTシャツのチャリティーオークションを28日から開始。Tシャツには森と犬が見つめ合うシルエットのイラストと、プロジェクトのスローガンである「One TeaM Project」ロゴがデザインされている。「One」は“ひとつになる”と“ワン(犬)”の2つの意味を持ち、「TeaM」は森のイニシャルをオリジナルロゴであしらった。森とファンが1つのチームとなって、動物保護を推進するプロジェクトになるよう願いを込めているという。経費を除いた売上は、全額動物保護団体へ寄付する。

また、高橋光成投手(24)も21年シーズンから地震や豪雨災害などの現場で行方不明者の捜索などを行う災害救助犬を支援する活動をスタートしており、このほど、「NPO法人日本捜索救助犬協会」へ昨シーズンの成績に応じ54万円を寄付した。同活動は今季も継続する予定で、高橋と森のバッテリーで犬の支援活動を実施する。

森は「小さいころから犬が大好きで、実家で犬を飼っていたことから、犬や動物に関する支援活動をしたいとずっと考えていました。そうしたなか、コロナ禍で癒やしを求めてペットを飼う人が増えている一方で、飼えなくなって飼育放棄する人が増えているということをニュースで目にして、今回の支援をすぐに決めました。1匹でも多くの犬や動物たちが幸せに過ごせるよう、ファンの皆さんも「One TeaM Project」に参加していただけるとうれしいです! 今回販売するTシャツは僕も着用しようと思っています!」とコメントした。

高橋は「去年の7月に熱海市で起こった土砂災害時に災害救助犬が出動したと聞き、協会の方から現地の過酷さや状況を伺い、救助犬が行方不明者の捜索をした様子なども話していただきました。新型コロナウイルスが落ち着いたら、実際の訓練の様子を見学したり、災害救助犬と触れ合って直接応援したいと思っています。また2022シーズンも昨シーズン以上の成績を残し、1人でも多くの方に災害救助犬の存在を知ってもらい、防災への意識向上や支援の輪が広がっていくことを願っています」と話した。