今秋のドラフト候補に挙がる、亜大の150キロ右腕・青山美夏人投手(3年=横浜隼人)が、日本製鉄鹿島とのオープン戦に先発。3回を投げ3安打1失点と好投した。

オフの課題は新球・カットボールの挑戦。この日は空振りや見逃しも奪ったが、3回2死二塁で高めに浮いたところを左前に運ばれて失点した。「まだ精度が足りない。いい球もあった。これからは、対バッターで感覚をつかんでいきたい」。春のリーグ戦まで約1カ月。今年の武器にするつもりだ。

肉体改造が実を結びつつある。昨秋から6キロ増の94キロに。2月はトレーニングに時間を費やし、がっしりとした下半身を作り上げた。持ち前の制球力に磨きがかかり、力強い真っすぐで5奪三振。観戦した中日の正津英志スカウトは「低めに制球され、しっかりと投げ分けができている。思うように球が操れている」と評価。青山は「いい感覚もつかめた。あと1カ月、課題を克服していきたい」と意気込んだ。春のリーグ戦へ、亜大エースが好スタートを切った。