8年目の阪神江越大賀外野手(28)は「7番右翼」で先発し、今季実戦1号の同点2ランを放った。7回1死一塁から丸山翔の高め直球を引っ張り、「ちょっと詰まったんですけど、風に乗ってくれたかな」と左越えに運んだ。死球で出た3回は二盗を決め、坂本の右前打で捕手のタッチをスライディングでかいくぐって先制点をもぎ取った。それでも「守備走塁はできて当たり前だと思う。もっとアピールしていかないといけない」と気を引き締めた。

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オフは昨季パ・リーグ本塁打王のオリックス杉本に弟子入りし、スイング軌道など技術を学んだ。挑戦中のアッパー気味の打撃フォームに「もともと飛距離よりも確率を上げる目的でこの打撃フォームをやっている。その中で飛距離が落ちないのは、自分にはすごいプラス」と手応えを口にした。

1月下旬の沖縄入り直前に「僕の場合、結果が出なかったら終わり。結果を残したい」と決意をにじませた背番号25は、対外試合7試合で打率2割7分8厘を記録した。