広島でも“新庄劇場”開演だ。日本ハム新庄剛志監督(50)が、初めて一塁ベースコーチを務めた。

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広島でも“新庄劇場”開演だ。日本ハム新庄剛志監督(50)が、初めて一塁ベースコーチを務めた。敵地ファンで真っ赤に埋まった一塁側スタンドからも歓声で迎えられ、一礼の後、両手を広げて応えた。計4回コーチスボックスに立ち、5回は清水の同点スクイズ、8回は万波弾に大興奮。チームの垣根を越えて応援してくれる広島のファンに「温かい。昔から声を掛けてくれる」とウキウキで「ビッグボス」と書かれた応援ボードには「うれしいよね。広島出身の気分になっちゃう」と、喜んだ。

マツダスタジアムは今回が初見参で「初めてこの球場に来たけど、いいっすね。市民球場の時は外野にキノコ生えてたよ」と、現役時代にプレーした広島市民球場を懐かしんだ。老朽化が進みグラウンドがガタガタだったため、試合前練習では確認を怠らず、凹凸には「目印としてテープか何か貼っていた」。スタンドとグラウンドの距離が近く、ファンの声がよく聞こえたため「やじはタイガース時代に、気持ちいい~感じになっていた。慣れるよね。今につながってるよ。アンチの声は全然、気にならない」と、今はなき敵地に感謝していた。【中島宙恵】