下肢のコンディション不良で出遅れていた遊撃本命の阪神中野拓夢内野手が、18日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム大阪)で1軍に合流する。矢野監督が「京セラから呼んでみようと思っている」と明言。「開幕も近いので結果は求められるし、状態を自分の目で見て判断しようと思っています」と直接見極める。

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中野は17日、大商大との練習試合に「2番遊撃」で先発し、3打数1安打。四球を2つ選び「非常にボールがよく見えてきている」と手応えを得た。3回に左前打で出塁すると、次打者山本の一、二塁間の打球が足に直撃しアウトになったが、問題はない。11日に実戦復帰後、6試合で19打数4安打。直近4戦はフル出場で、オープン戦ラスト3試合に間に合わせた。

「やっぱりアピールしないといけない立場だというのは変わらない。まずは自分のやるべきことをしっかりとやって、何とか開幕スタメンを取れるように頑張っていきます」。遊撃の定位置を争う木浪はオープン戦打率1割9分2厘、小幡は2割8分6厘も直近2試合は6打数無安打でアピールに欠ける現状。完全復活した昨季のレギュラーが、走攻守で逆襲を開始する。【中野椋】