中日木下拓哉捕手(30)が開幕5番お任せ弾を放った。

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ロッテ戦に5番で起用され、3回、元同僚でバッテリーも組んでいたロメロから左翼席へ2号3ラン。5回には左前適時打で全4打点をたたき出した。「先制のチャンスで1本出てよかった。昨年より責任感がある」と木下。立浪監督は「慣れれば上位も打てる。今いるメンバーの中で勝負強いのは木下。(4番)ビシエドの後が重要になってくる」と5番候補の成長ぶりに目を細めた。

昨季、自己最多の11本塁打。新任の中村紀打撃コーチが現役時代に使用していた長尺バットを譲り受けた。秋季キャンプから「始動を早く、バットを長く」した新打法に取り組んだ。「秋からやってきたことが実戦で対応できるようになってきた。そのへんの手応えはあります」。オープン戦打率は3割4分4厘、2本塁打10打点。進化した正捕手が開幕5番に名を連ねる可能性は十分だ。