予期せぬ事態に見舞われたヤクルトが逆転で今季初黒星を喫し、開幕からの連勝が3で止まった。

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本拠地開幕戦に先発した奥川が4回を53球、2安打1失点で緊急降板した。立ち上がりから持ち味の制球力の良さを発揮。1点リードの4回2死から岡本和に同点ソロを浴び、続く中田に四球を与えたが丸を右飛に仕留めて最少失点でしのいだ。

しかし、5回のマウンドに上がったのは大下だった。試合後、奥川の状態について問われた高津監督は「代わる理由があったというところですね。今は何とも言えないです」と明言せず。今後の登板については「予定通りです」としたが、状態が心配される。

思わぬアクシデントでブルペンが慌ただしくなった影響か、6回から大下の後を受けた3番手坂本が3四死球と乱れて4失点。打線が粘りをみせたが、あと1歩届かなかった。指揮官は「勝つ試合がしたかったな、というのが一番です。また明日、勝てるように頑張るだけだと思います」と前を向いた。