ヤマハは接戦を逃げ切って1勝1敗とし、決勝トーナメントへ望みをつないだ。

5回まで1-1の同点で互いに譲らず。6回の攻撃では2死二塁から青柳直樹内野手(32)が右適時打を放ち、逆転に成功。7回には、秋利(あきとし)雄佑内野手(29=常葉大菊川-カリフォルニア州立大)の右ソロ本塁打で追加点を挙げ、相手に流れを渡さなかった。

投げては2年目左腕・佐藤廉(れん)投手(23)が、自己最長となる8回1/3を、散発6安打2失点で試合をつくった。最後は救援を仰いだが勝利に大きく貢献した。「完投できず悔しい。内角への変化球が決まり、攻めの投球ができたと思う」と笑顔を見せた。

室田信正監督(48)は「投手陣はよく粘った。接戦を勝ち切ったことは大きい。もう1試合、頑張ります」と語った。予選の最終戦は7日に、エナジックと対する。チームは目の前の一戦に、必勝態勢の準備を進める。【山口昌久】