西武がトリプルプレーを完成させた。

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場面は5回無死一、二塁。ソフトバンク甲斐のカウント1-2からの強烈なサードへのゴロを山田が捕球し、そのままベースを踏んでまず1アウト。セカンド外崎に転送して2アウト目を奪い、さらにファーストも間に合い打者走者もアウトとした。

来日初先発のエンスが、前打者の今宮にこの試合初安打を許した直後のピンチ。嫌な流れだったが、見事に1プレーで3つのアウトをもぎ取った。エンスは初球からバントを狙った甲斐に送らせずに2ストライクまで追い込み、ヒッティングに切り替えさせたことも伏線となった。

西武は昨年8月14日の楽天戦でもトリプルプレーを完成させている。三重殺はプロ野球でもそれ以来となる173度目で、パリーグでは86度目。

▼西武が5回に三重殺。甲斐の三塁ゴロを捕球した山田が三塁ベースを踏み、二塁、一塁と転送して完成した。西武は昨年8月14日楽天戦で三重殺を記録しており、この時以来プロ野球173度目、パ・リーグ86度目。

▼ロッテ-オリックス戦では佐々木朗が完全試合を達成。1日に完全試合と三重殺が記録されたのは、57年8月21日に金田(国鉄)が中日戦で完全試合達成、南海が近鉄戦の4回に三重殺を完成して以来、65年ぶり2度目の珍事。