ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。

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佐々木朗にはメジャー関係者も注目する。高校時代、163キロを投げた直後にはメジャー9球団のスカウトが練習試合を視察したことも。この日のオリックス戦も、メジャー関係者が三塁側で視察。「松坂大輔、大谷翔平両選手を見てきましたが、彼らをはるかに超えていると思いました。松坂大輔が怪物であるならば、佐々木君は何という言葉で表現すれば良いのでしょうか?」と驚いていた。

<主なメジャー記録>

◆連続奪三振(1試合) 10連続で過去3人。70年に通算311勝の殿堂入り右腕、メッツのトム・シーバーがパドレス戦で記録。2人目は昨年6月のメッツ戦でフィリーズの右腕アーロン・ノラが51年ぶりに並んだ。約2カ月後の8月カブス戦では、ブルワーズの右腕コービン・バーンズも達成。試合をまたいだケースでは、03年にドジャースの救援右腕エリック・ガニエもマーク。

◆完全試合 近代野球とされる1900年以降では21人。最後はマリナーズの右腕フェリックス・ヘルナンデスで12年8月15日レイズ戦で達成。最年少は殿堂入り右腕、アスレチックスのキャットフィッシュ・ハンターが22歳の68年5月8日ツインズ戦で記録。参考記録では、現在と大きくルールが異なる1880年にジョン・ワードが20歳で達成。完全試合での最多奪三振は14で、65年ドジャースのサンディ・コーファックスら2人が記録。

◆1試合の奪三振 9回では20が最多。レッドソックス時代にクレメンスが2度、98年のウッド(カブス)、16年にシャーザー(ナショナルズ、現メッツ)といずれも右腕3人が記録。