ヤクルト、楽天でプレーしたBC・埼玉の由規投手(32)が、ホーム開幕戦で今季初勝利を挙げた。

緊張の今季初先発。初回に先頭のBC・栃木の川崎宗則内野手(40)に左前打を許したが、併殺で無失点にしのぎ、ホッとした笑顔を見せた。「(ホーム開幕の)大役なので、1点でも少なくと思っていた。初回、無失点に抑えられたことが大きかった」と振り返った。

今年から兼任コーチ。試合中も「7回まではいくから」と自身のコンディションを見極めながら継投を考えていた。

6回は、先頭に四球を与え、自らの失策でピンチを広げ、3ランを許した。「6回の点の取られ方が最悪」と反省。試合後の投手ミーティングでも、若手へ「絶対に見習わないように」と伝えた。

打線の援護も受け、7回を96球で被安打6の4奪三振、5失点(自責4)。今季初先発で勝利し「練習でやっていることを表現できるかが勝負。去年よりは、表現できていると思う」と話した。

スタンドには、ヤクルト時代のグッズを持ったファンの姿もあり「ありがたいですね」と感謝。浦和学院の吹奏楽部やダンス部の応援もあり「(気持ちを)乗せてもらいました」と話した。