駒大が日大に競り勝ち、今季初勝ち点を挙げた。

2-2で迎えた7回裏、2死一、二塁から林琢真内野手(4年=東邦)がスライダーを強振。左中間を真っ二つに破る勝ち越しの適時三塁打に。

投げては2回途中から登板したエース・福山優希投手(4年=八戸学院光星)が打たせてとる投球で6回1/3を4安打無失点。流れを引き寄せ勝利につなげた。

「鉄腕」福山が、復調の投球だ。昨年は春12試合、10試合、全試合に登板しフル稼働したが、今季は開幕から制球が安定せず、苦戦。今週は第1戦の先発を回避していた。「勢いや流れで投げてしまっていました。今日は打たせてとることを意識して投げました」と、ゆったりと間合いをとり、自分のペースで投げ今季2勝目。「今日、たまたまよかったけど、次の週への過ごし方をしっかりしたい」と引き締めた。

大倉孝一監督(59)は「福山はよく粘ってくれました。最後まで変わらない投球でひと安心。この勝ち点は大きい」と話し、粘り強くつかんだ勝利に笑顔を見せた。エースの復活で、駒大は勢いに乗る。