巨人が阪神に2連敗を喫した。先発マット・シューメーカー投手(35)が6回2失点(自責1)と試合をつくったが、打線がつながりを欠いて1得点。

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前日2失策の坂本が3回に2試合連続失策で先制点を献上するなど、チームも2失策。攻守がかみ合わずに惜敗した。原辰徳監督(63)は「粘り強く、闘志あふれるいいピッチングをしましたね」と助っ人右腕をたたえつつ「もう少し点を取ってあげないと。全体で打線としてつながらないといけませんね」と淡々と振り返った。

惜敗の中でも、4番の復帰は光明だ。岡本和が体調不良から4試合ぶりに先発復帰。6回1死一、三塁で「何とか1点でも取り返したいと思って打席に入った」と左前適時打で反撃ムードを演出した。原監督も「いい感じで打っているし、いいところで1本も出たしね」と、うなずいた。

主砲が帰ってきたものの、甲子園での伝統の一戦は2試合で計4併殺、計5失策。開幕から苦しんでいたライバルの阪神に、2日連続で勝利を持っていかれた。原監督は「もう少し、活気よくいかないとね」と結んだ。もう1度地に足を着け、今季初の同一カード3連敗を阻止して活気を取り戻す。【浜本卓也】