楽天は、投手が粘るも打線が粘り切れなかった。先発田中将大投手が2回2死一塁で、宇佐見に甘く入った144キロツーシームを捉えられ、先制2ランを献上。2回まで44球を要したが、以降は変化球を効果的に使い、8回6安打2失点でまとめた。

【ニッカン式スコア】19日の楽天-日本ハム戦詳細スコア

打線は日本ハム加藤を前に3安打無得点と沈黙。ストライクゾーン内で勝負され、90球で打ち取られた。それでも石井一久GM兼監督は「球数は後付けの結果。ストライクをスイングしているので、それは悪いことではない」と切り替えた。

連勝は2で止まり、2位ソフトバンクが勝利。マイナス0・5差で首位を守った。打線自体も今季14試合で62得点と、リーグトップの得点率。完封負けも1敗に過ぎない。指揮官は「バッターはいいアプローチをしている。長いシーズンなのでチームとしても色を出していければいい」と前を向いた。

▽楽天田中将(8回6安打2失点で今季初黒星) 結局ホームランで命取りになってしまったゲームだったが、全体的にはバランス良く崩せていたのかなと思う。粘って我慢して辛抱して、流れがなんとかくるまで、と思って投げていた。