楽天浅村栄斗に待望の1発が飛び出した。1回1死三塁で迎えた第1打席の初球、ポンセの真ん中150キロ直球をフルスイングした。バックスクリーン右へ運ぶ1号先制2ラン。

【ニッカン式スコア】20日の楽天-日本ハム戦詳細スコア

今季63打席目でのアーチに「いつかは出るだろうと思っていたので、そんなに慌ててはいなかった」と淡々と振り返った。

初対戦の投手でも、甘い球を見逃さなかった。「あんまりじっくり見て打っていくタイプではない。自分が打てると思った球をしっかり打つ準備はしていた」。打席で考えることは、好球必打。1発が出ない日々が続いたが、変わらず平常心でバットを振り続けた。

前日19日の同戦は完封負けを喫したが、この日は投打がかみ合って快勝。チームは12球団唯一の連敗なしで、首位を走る。「まだまだ先は長いので丁寧に戦っていきたい」と表情を引き締めた主砲。これからもシンプルに甘い球を仕留め、勝利に導いていく。