ソフトバンクが1発攻勢で、連敗を3で止めた。

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試合を決定付けたのは、約2週間ぶりに「1番二塁」に戻った三森大貴内野手(23)の3号3ランだ。0-1の2回に同点とし、なお2死一、三塁で日本ハム上沢から弾丸ライナーで右翼席最前列へ運んだ。「打った瞬間はどうかな、と思ったけど入ってくれた。やった! という感じでした。ラッキーでした」と喜んだ。

下半身の張りのため9日西武戦から4試合を欠場。16日楽天戦で復帰後はDH、一塁での出場が続き、ようやく「定位置」に戻った。柳田、栗原の主軸が不在の中、3本塁打はチーム最多。打率、打点、安打と合わせて「チーム4冠」の働きぶり。「本塁打は結果として付いてくれば。今は1番として出ているので、しっかり出塁して、よりホームにかえってこられるように」。リードオフマンの自覚が好結果につながっている。

この1発が呼び水となり、3回には上林も上沢から1号3ラン。3回までに7点を挙げ、主導権を握った。3被弾での完敗から一夜明け、リーグ最多19本塁打を誇る相手に、今季22試合目と遅ればせながら初の複数本塁打でお返しした。藤本監督は「三森も、上林もよく打ってくれた。やっぱり今日の勝因はホームランですよね。相手にダメージが大きいからね」と満足そうに笑った。【山本大地】