明大は1勝1敗で迎えた第3戦で、3安打で3点を奪い、2勝して勝ち点を2とした。田中武宏監督(61)は「早大は絶対に追いかけてくるから、と(早大との)カード前に言っていて、予想通りになった」と接戦を想定していたことを明かした。

0-0で迎えた3回1死一塁、宗山塁内野手(2年=広陵)が右中間スタンドへ先制2ランを放った。リーグ戦通算3号。今春リーグは18打数10安打、11打点と絶好調で打線をけん引している。宗山は「打った瞬間は入ると思わなかったけど(打球が)伸びてくれました」と話した。

7回には1死二塁で日置航外野手(4年=日大三)が右中間を破る三塁打を放ち1点を追加。安打3本ながら、チャンスを逃さず効果的に3点を挙げた。

勝ち点制が復活したことで初めて3戦目までを経験し「この雰囲気の中で接戦の3試合を続けることは、精神的にも気を使う。準備を大切にしたい」と話した。