慶大が今季初めて勝ち点を落とした。

1点差を追う9回、3番の広瀬隆太二塁手(3年=慶応)にバックスクリーンを襲う4号2ランが出て、逆転に成功した。ところが、その裏リリーフ陣が4四死球と乱れサヨナラ負けした。

6番手で登板した生井惇己投手(4年=慶応)は、4球を投げたところで左腕の不調を訴え、降板した。堀井哲也監督(60)は「詳しいことはわからないが、肩か肘をやったみたいです。代わった投手もよく投げたんですが」と話した。

3連覇に挑むチームが今季3カード目にして初めて勝ち点を落とした。次戦は、14日からの明大戦になる。勝ち点2で並んでおり、優勝を左右する戦いになりそうだ。堀井監督は「明治戦に向けてしっかり準備するだけです」と話した。

▽慶大・広瀬隆太二塁手(9回に一時は逆転となる4号2ラン)「高めの真っすぐです。昨日、一昨日と打てなかったので、修正できたのが収穫です。まだ優勝の可能性はあるので、次に向けて準備したい」