2日時点で打率4割1分5厘の好成績を残し、首位打者に立っているのが、日本ハム松本剛外野手(28)。先月末の楽天戦でダイビングキャッチを試みた際に右膝を負傷し、状態は万全ではないが、チームの主軸として欠かせない存在になっている。

昨年までは通算10年で329試合の出場、打率2割4分8厘。練習の取り組みなど「大きく変えていることはないです」というが、「しっかり1打席1打席、割り切って打席に立てているのがいい方向にいっていると思います」と、精神面での変化は大きい。昨年10月には長女も誕生。「日々成長してくれている。ナイター終わりに帰るともう寝ちゃっているので、寝顔しか見られないですけど、幸せを感じます」と私生活の充実も好調の要因の1つかもしれない。

日本ハムでは松本と同学年でドラフト同期の近藤健介外野手(29)が(松本が11年2位で近藤が4位)、17年に打率4割をキープしたまま交流戦に突入。“夢の4割”を期待させた。しかし6月3日に太ももを痛めると、同6日の代打出場を最後に登録抹消された。この時点での打率は4割7厘だった。

近藤は9月末に復帰したが規定打席には届かず、この年は57試合の出場で打率4割1分3厘で終えた。近年ではもっとも「4割に近づいた」わけだが、同年の5月2日時点での近藤の打率は4割2分(35安打)。ここまで82打数34安打の松本は、ほぼ同ペースでヒットを積み上げている。

【関連記事】日本ハムニュース一覧