2番手で登板したソフトバンク藤井皓哉投手(25)が、リーグトップに並ぶ3勝目を手にした。

1点リードの5回2死満塁から、先発石川に代わってマウンドへ。安達には押し出し四球を与えて同点とされたが、なおも満塁のピンチで池田を空振り三振。「いつも通り、自分ができることをやるという気持ちでした。押し出しで同点にしてしまったので、逆転だけはされないように思い切って投げました」と自らに気合を入れた。6回は3者凡退で切り、攻撃のリズムを作った直後に柳田が満塁弾。白星が転がり込んだ。

一昨年に広島を退団。昨年は独立リーグの四国IL・高知で投げた。昨年暮れの育成入団から開幕直前に支配下登録。「千賀に匹敵する」と甲斐が称賛するフォークボールを武器に、ブルペン陣の中核になりつつある。「チームの勝ちに貢献できて良かったです」。若き苦労人は、フル回転を誓っている。

【ニッカン式スコア】3日のソフトバンク-オリックス戦詳細スコア