新型コロナウイルスの感染から復帰した阪神藤浪晋太郎投手(28)が、4回1安打無失点、無四球で5三振を奪う快投をみせた。

2軍広島戦で実戦復帰後、初先発。切れ味抜群の直球とカットボール、カーブ、スプリットをゾーンに集め、左打者を並べてきたカープ打線を圧倒。4回2死まで完全投球を続けた。野間に右中間へ三塁打を浴びたが、4番林を外角直球で3球三振にねじ伏せ、マウンドを降りた。

藤浪は4月12日に受けたPCR検査で陽性判定を受け、同20日にファームに合流。実戦復帰戦となった同29日のソフトバンク2軍戦では7回から登板し、2回を1安打無失点と好投をみせていた。2試合連続で圧倒的な投球をみせつけ、1軍復帰へ準備を整えた。

また、同じく新型コロナの感染から復帰した伊藤将司投手(25)は5回から2番手で登板し、4回5安打無失点だった。毎回安打を許したが、持ち味の打たせて取る投球で粘った。