ヤクルトが村上宗隆内野手(22)の4年連続となる8号満塁弾で圧勝し、首位巨人に0・5ゲーム差に肉薄した。

追い込まれて広げたゾーンに、低めの直球が入ってきた。1-1の3回無死満塁。ここで村上の意識は「センター(方向に)コンパクトにいく意識。何がきても打てるような準備をして待ってました」。真芯でとらえた打球は、バックスクリーン直撃の勝ち越し満塁弾。「なんとかコンパクトにいった結果。感触としては芯に当たったかなという感触でした」。19年から続く4年連続満塁弾で、打線が着火。いずれも今季最多の17安打13得点の猛攻で、巨人を粉砕した。

これで5月の首位攻防戦に先勝。最大5ゲーム差あった首位に0・5ゲーム差に迫った。それでも高津臣吾監督は「ムネ(村上)がすごく目立ってしまうけど、それまでのつなぎとか評価しないといけない。四球からめてバント、スチール、もちろん最後はホームランとか、つなげてしっかり得点できたことは、我々が目標としている点の取り方」と内容を評価。その上で「明日が大事。打った次の日、新しいゲーム始まるので。今日と同じ展開には絶対ならないと思うので、取れる1点と防げる1点というところを意識してやっていきたいと思います」と、引き締めた。

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