中日上田洸太朗投手(19)が7日、支配下登録され、バンテリンドームで会見を行った。

20年に享栄から育成ドラフト2位で入団。育成契約2年目ながら今季は1軍春季キャンプに抜てきされた。ウエスタン・リーグでは5試合(3先発)に登板し、1勝0敗、防御率2・59と数字を残した。左腕の上田の憧れはエース大野雄大。「負けない投手を目指したい」と、6日に10回途中まで完全試合を継続し完封勝利を上げたエースをリスペクトした。背番号は67。年俸440万円で契約した。

会見に同席した立浪監督は「2軍から推薦もあった。試合で実績を残し、低めに球を集められることを評価した。先発として考えている。(1軍登板は)近いうちに」と話した。

中日は20年最優秀中継ぎ投手の福がファーム落ちするなど1軍リリーフ陣に左腕が不在だが、指揮官は上田を中継ぎ起用はしないことを明言。今季から1軍先発陣の一角を占め4戦2勝と活躍する同期ドラフト1位の高橋宏とともに、未来の竜投を支える左腕が支配下を勝ち取った。(金額は推定)

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