「大阪タイガース」が、巨人に62年ぶりの勝利を収めた。

前回の甲子園での勝利は60年8月24日。初回、吉田義男の安打を足掛かりに、三宅秀史の三塁打で先制。6回には並木輝男のソロ本塁打が出るなど効果的に得点を重ねた。投げては小山正明が完投し、5-1と快勝していた。

なお、このチーム名での最終戦は同年10月6日国鉄(現ヤクルト)戦。6-1と有終の美を飾っていた。

◆大阪タイガースと名乗った期間 球団初年度の36年~40年9月24日、47年~60年。球団初戦は36年4月29日、甲子園での金鯱(消滅)戦。藤村富美男が完封し、3-0の快勝発進だった。1リーグ時代の37年秋、38年春には球団唯一の「連覇」も達成した。47年にも優勝と、プロ野球創生期の強豪として君臨した。

◆六甲おろしも変更 現在もファンに歌い継がれる球団歌も、当初は「オウオウオウオウ~大阪タイガーズ」と歌っていた。60年限りの球団改称に際し、歌詞も変更。作詞者の故・佐藤惣之助氏の遺族、作曲者の古関裕而氏本人の了承を得て「大阪」を「阪神」に改めた。

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