日本ハムは西武投手陣を攻略できず、札幌ドームでは6年ぶりとなる7連勝を逃した。先発の金子が立ち上がりの1回、4安打を浴びて2失点。4回以降、リリーフ陣が好救援も、打線が散発3安打に抑えられ、今季8度目の完封負けを喫した。新庄剛志監督(50)は「今日はエンス君が良いピッチングをしたね」と、相手の助っ人左腕にお手上げ。最下位で交流戦に突入も、5月の勝率はリーグ2位で「交流戦はまた新鮮な気持ちで楽しむ!!」と、前向きにコメントした。

5月10日から中軸に固定していた清宮、野村、万波の若手トリオを久々に“解除”した。休養の意味合いもあったのか、清宮と万波の2人をベンチスタートとし、大幅に打線を入れ替えた。しかし、ホームが遠い。4回2死三塁、5回1死二塁と、少ない得点機を生かせなかった。

試合前の練習中にはBIGBOSSがインスタライブを行い、自ら練習風景をリポート。前代未聞の配信を、2万人以上が視聴した。監督室やブルペンなど、普段は見られない舞台裏を紹介したほか、先発の金子や、この日スタメン起用した高浜らに、次々と突撃取材。選手の意気込みなど、臨場感あふれる映像をファンに届け、本番への期待感を高めた。

選手の成長度合いは、5月の成績が証明している。「今は、準備運動。最終的には手の付けられない、ユニホームを見るだけで嫌なチームだなって思われるチームが出来たら」。1敗ぐらいで、落ち込む必要はない。【中島宙恵】

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