オリックス山本由伸投手(23)が8回2失点で3敗目(5勝)を喫した。チームは2連敗で、交流戦2カード連続の負け越し。1勝4敗になった。

山本は好投したが、少ないチャンスを生かされた。8イニングを投げて安打されたのは得点を許した3回と8回だけ。3回は三塁打のあと大島洋平外野手(36)に先制の右前打を打たれた。同点とした直後の8回は2死一、二塁から三ツ俣大樹内野手(30)に決勝の左前打を浴びた。

「感覚や体の調子自体は悪くなかったけど、先制点を許してしまったところと、同点に追いついてもらった直後に失点してしまったところなど、投球においての大事な部分ができていなかった」。エースらしく、流れを持ってこられなかった投球を反省した。

打線の援護があれば展開も違っていたはず。交流戦の得点は2、3、3、1、1。この日放った7安打はすべて別のイニングという「散発」だった。

中嶋聡監督(53)は「うーん、単発ですね。連打がなかなか出ないですからね。(山本を)楽に投げさせたいんですけど。ワンチャンスをものにされたのと、ワンチャンス…どころじゃないな、(チャンスを)なかなかものにできなかったのと。その差になっちゃいましたね」と、悩ましげだった。

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