自慢の足は変わらず健在だ。西武若林楽人が昨年6月の左膝手術からの1軍復帰後、初盗塁をマークした。

5回2死の第3打席に阪神西純から右前打で出塁。一塁ベース上で、左手に真っ赤に映える走塁用の手袋を装着した。リードは小さめにしながら、その機をじっくり見定めていた。カウント2-2からの5球目。完璧なタイミングで飛び出す。一気にトップスピードに乗った。ヘッドスライディングで二塁に到達。楽々セーフを勝ち取った。

昨年5月30日に左膝前十字靱帯(じんたい)を損傷した。「1軍の舞台で活躍するために1年間頑張ってきた」と孤独で、つらいリハビリ生活を耐え抜いた。昨季は負傷前の44試合で20盗塁という驚異的なスピードを示していた。復帰を果たし、この日が2試合目の1軍出場。前日5月31日は二塁から外野前進守備の中、森の右前打で生還していたが、またも若林の足が光った。

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