日本ハム伊藤大海投手(24)がアクシデントを乗り越えられず、無念の降板となった。「志願して行ったからには、しっかりとあのイニングを完了させなければいけませんでした。あとの投手に苦しい場面で投げさせる結果になり、申し訳ない気持ちです」とコメントした。

志願してマウンドへ上がったのは1点リードの5回。先頭打者の広島九里亜蓮投手(30)に対して四球を与えると、続く野間峻祥外野手(29)にも連続四球。右足をかばって思うように投球できない姿を見た新庄剛志監督(50)が交代を告げた。伊藤は両手を膝について、うつむいた。

3回1死二塁の場面でアクシデントが起きていた。広島西川龍馬外野手(27)の打球が右足すねの外側付近に当たった。伊藤も打球を避けようとジャンプしたが間に合わず、その場に倒れ込んだが、すぐに立ち上がった。トレーナーらが駆けつけ、治療のため、自らの足で三塁側ベンチへ引き揚げた。その後、伊藤は応急処置を受けてマウンドへ戻って続投。4回も無失点で切り抜け、5回の攻撃では打席にも立って勝利投手の権利を得られる5回のマウンドに上がったが、投げ切ることができなかった。

4回0/3を4安打2失点。悔しい結果に終わった。

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