相思相愛の巨人“スガコバ”バッテリーが強力ソフトバンク打線を封じ込めた。同学年のエース菅野智之投手(32)と小林誠司捕手(32)が開幕戦以来、今季2度目のバッテリーを組んで臨んだ。

1回、先頭の三森に右前打を浴びるも、牧原、柳田、グラシアルの後続を打ち取り無失点で滑りだした。1回裏には同学年の丸の先頭打者アーチで援護をもらうと、菅野は小林と協力しながら変化球を交えて、相手打線に的を絞らせなかった。8回5安打無失点、123球の粘投でリーグ単独トップの6勝目を挙げた。

通算2勝5敗で、19年の交流戦から日本シリーズを含めて3連敗中の宿敵から価値ある白星。前日1日に「勢いのあるチームとの対戦なので、自分のピッチングで止められるように、チームにいい流れを作れるように頑張ります」とコメントしていた通り、自身の交流戦の連敗も4でストップ。さらにチームの連敗も3で止めた。打線は丸の2発にウォーカーにも11号ソロが飛び出し勝利。エースの貫禄の投球から、チームを流れに乗せる。

お立ち台に上がった菅野は「明日は戸郷が『佐々木朗希に勝つ』と言っていたので、みなさん応援してあげてください」と呼びかけた。2本塁打で打線をけん引した丸も「なかなか難しいピッチャーだと思う。1人じゃなく、みんなで束になって向かっていきたいと思います」と次戦を見据えた。