日本ハム新庄剛志監督(50)が16年ぶりに甲子園へ帰ってきた。

午後3時52分。三塁側ベンチに現れると聖地をじっくりと見渡して、ゆっくりと足をグラウンドへ踏み入れた。「今、入ってきた時、福岡から甲子園に出てきて『わぁ広かね、甲子園は。福岡から来た新庄剛志です』って言ったの思い出した」。西日本短大付(福岡)から阪神へ入団したプロ入り当時の思い出がフラッシュバックしたという。

試合前練習ながら試合用のビジターユニホームを身にまとい、赤いマスク、黒基調のニット帽の上にサングラスを置く、いつものBIGBOSSスタイルで、古巣の甲子園に戻ってきた。猛虎ファンの度肝を抜くパフォーマンスはあるのだろうか。「いや、やらんなあ。期待されすぎてもね。でも、この球場に来るファンの圧というか、それだけでもパフォーマンスですよ。ファイターズ戦のチケットがものすごく売れているって聞いて、やっぱ(自分が)タイガースにいたからかな? そうかな? もう忘れられているんじゃないかなって」と、いたずらっぽく笑った。

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