ヤクルト浜田太貴内野手が決勝の6号2ランを放った。同点に追い付かれた直後の6回、2死一塁から中日祖父江の初球を左翼スタンド最前部へ運んだ。

低めのスライダーを拾い「狙ってたんで思い切ってスイングしました。昨日の結果が情けなかったんで、今日は1本打ちたかった」と喜んだ。

2日連続、左翼で先発起用された。だが5番だった前夜は3三振で途中交代。7番のこの日も第2打席まで三ゴロ2つと凡退していた。「早くヘッドがかえりすぎていた。バットの面を早く相手に見せすぎないというか、逆方向に打つような入りでいってみました」とアプローチを変更。さらに「速い球より遅い球の方が打ちやすい」と、この回からリリーフした祖父江の変化球を待った。

昨年はオープン戦で好調をアピールしながら、コンディション不良もあって1軍出場なしに終わった。4年目の今季、47試合出場も112打席も既に自己最多を更新。スタメン出場は主に相手先発が左腕の日で「結果は出てはくれてるのかなと思います。右左関係なく出られるようになりたい」。首位を独走するチームにあって、決勝弾は大きなアピールになった。

▽ヤクルト高津監督(6、7番打者で7点を取り)「(村上)ムネから後ろで、しかも長打で2点3点取れたのは、相手に与えるダメージも大きいのかな。連敗しなかったのは大きい」