ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季6勝目を上げた。

7回3安打無失点、9奪三振。96球を投げ、最速は163キロだった。

「ここ何試合か、あまりいいピッチングができてなかったので、今日、何としても勝ちたかった。1カ月、勝ててなかったので、とりあえず勝ててホッとしています」

5月20日ソフトバンク戦以来の白星。先制打の安田とともにヒーローインタビューに立つと、正直な思いを口にした。

中10日のマウンドだった。「しっかり休んだので、ストレートとフォークがすごくいいところにいってくれたからかなと思います」と言ったとおり、制球が定まり、危なげなかった。

初回、西武先頭の源田にいきなり中前打を打たれたが、動じない。後続の川越、オグレディ、山川から3者連続三振を奪った。3回には2死から連続四球を与えたが、オグレディを空振り三振。6回には2死一、二塁を招くも、外崎を二ゴロ。得点圏に走者を背負っても、要所を抑え、本塁を踏ませなかった。

チームは再び西武と並ぶ3位タイに浮上した。前日は西武松本にノーヒットノーランを食らいかけ、0封負け。20歳右腕が嫌な流れを断ち切った。「次回もいいピッチングできるよう頑張ります!」。ファンの温かな拍手に包まれ、快投を続けることを誓った。

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