ロッテ佐藤奨真投手(24)が打線の援護なく、4敗目(1勝)を喫した。

初回、1番福田に一塁線を破られると、3番吉田正に適時打。4番杉本は98キロのスローカーブで遊ゴロ併殺打にした。11安打を打たれながら、緩急で要所を切り、6回3失点。「何とか粘って、最低限試合を作ることはできたのかなと思います」と振り返った。

100キロを割ることもあるスローカーブに、チェンジアップ、カットボールを交えつつ、130キロ台の直球を生かしていく育成出身の左腕。12日のDeNA戦ではプロ初勝利を挙げた。この日も3回の第2打席では、真ん中付近の138キロ直球で、三振の少ない吉田正から空振り三振を奪うなど持ち味を見せた。

同学年のオリックス山本とは、5月14日に続く2度目の投げ合いに。その試合では山本を上回る空振り数だった。この日も山本の最速156キロに対し、佐藤奨は138キロ。それでも6回終了時点での相手打者を空振りさせた数は、ともに11球。打たれながらも、らしさはしっかり示した。【金子真仁】

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