プロ野球12球団は30日、オンラインで臨時実行委員会を開き、7月1日の西武-ソフトバンク戦(ベルーナドーム)の中止を決めた。振り替え日程は後日、発表される。

ソフトバンクのチーム内で、新型コロナウイルス陽性者が続出したため。25日以降、前日までに選手、コーチ、スタッフあわせて18人が陽性。29日のソフトバンク-ロッテ戦(ペイペイドーム)は中止となっていた。この日の検査では、1軍の選手、コーチ、スタッフ全員の陰性が確認されたが、2軍で選手1人に新たな陽性者が出た。

1日もPCR検査を行い、陰性が確認された選手でチームを編成し、2日以降の試合に臨む方針。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「明日(1日)陰性が確認されると、少なくとも3日以上は陰性を確認した選手。リスクは相当、軽減されていると思うので、土日の試合挙行につなげたい」と、基本的には土日は試合を行う考えを示した。

この日は1軍に新たな陽性者がいなかったにもかかわらず、1日の試合を中止した理由については「感染をいかに防ぐか。一方で、予定された試合をいかに行うか。バランスになると思う」と話した。