ロッテが4月16日以来の勝率5割に復帰した。4-4の8回先頭で、佐藤都志也捕手(24)が右越えへ決勝ソロ。楽天宋の直球を捉え、上段までかっ飛ばした。

チームとして、先発の緊急降板を乗り越えた。佐々木朗希投手(20)が右手のマメがつぶれ、4回2安打無失点、10奪三振で降板。「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」と悔しそうに話した。

4回1死、楽天銀次からこの日10個目の三振を空振りで奪った後、右手の指先を気にするしぐさを見せた。指先からは出血が見られた。結局、この回限りで降板。4回でマウンドを降りるのは、プロ入り後最短となった。

初回には、史上27度目(26人目)、ロッテでは初となる1イニング4奪三振をマークするなど順調な立ち上がり。2回2死からは6者連続三振を奪った。今季7勝目を目指し、田中将とのプロ入り後2度目の投げ合いに挑んだが、アクシデントにより64球で無念の降板となった。

2-0の5回から2番手で小沼がマウンドに上がったが、島内に逆転3ランを許した。7回には、東條が島内にこの日2本目となるソロを打たれ、リードを2点に広げられた。

しかし、そこから打線が奮起した。直後の7回、1死二、三塁から高部が右翼線へ2点適時二塁打を放ち同点。そして、8回に佐藤都の決勝ソロが飛び出した。

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