視察に訪れた侍ジャパン栗山英樹監督(61)が巨人中田翔内野手(33)に“喝”を入れた。

試合前の練習中、グラウンドで日本ハム監督時代の教え子と再会しグータッチ。しばらく話し込み、最後は「頑張れよ」と声をかけた。

「ファイターズのころと同じように、思い切り、言いたいことを言いました。『何してんねん!』と、かなりハッパをかけました。ああやって、長嶋さんに見に来ていただいたりとか、原監督もここまで期待をしてやってくれているとか、ジャイアンツが何とかしようとしてくれているとか、そういったことを男として、感じて欲しい。俺は能力があると思ってここまで進んできたつもりなのでね。いろんなことがあったんだけど、本当に野球で恩返しするんだと思ってやってきている」と思いを語った。

中田は1安打を放ったが、初回の好機では凡退した。栗山監督は「今も上(の席)で一番文句を言っていたのはそこの打席でした」と笑みを交え、明かした。

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