侍ジャパン栗山監督がホットラインを入手した。楽天-西武戦を視察し、今回のプロ公式戦視察を終了。各監督に気になる選手の状態を確認したり、中継では映らない選手の動きをチェックするなど「非常に意味があった5日間だった」と収穫を得た。今後は「個人的に動くよ。裏で話して、みんなが分からないうちに帰っちゃう(笑い)。監督さんたちにも『気になったら電話しますよ』と言ってある」と自由自在に動くつもりだ。候補選手について、各監督にじかに質問できる環境を整えた。

代表コーチ陣もフル活用する。白井ヘッド、吉村打撃、吉井投手、清水外野守備走塁の4人がいる。「全員が集まるより、(各コーチが)見たい選手がいるはず。『ジャパンに向けて動いてくれ』と言った。同じところで動く必要はない。5カ所で見たら、5カ所の感じが分かる」と、自身も含めた5人体制で広く情報を集めていく。来年3月のWBCで勝てるチームをつくるため、あらゆる手を打っていく。【古川真弥】

○…栗山監督が決勝打を放った西武長谷川に目を細めた。8月1日の野球伝来150年プロアマ記念試合「U23NPB選抜対大学・社会人選抜」(神宮)でNPB選抜の指揮を執るが、長谷川をメンバーに呼んでいる。「やっぱり能力が高い感じがするのでね。(プロ初安打が出て)良かったです」と笑顔で話した。日本代表候補については「いっぱいいる」。西武は源田、平良、森、山川、楽天は田中将、則本、岸、松井裕、浅村に言及した。

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